山梨の郷土料理はやっぱり、ほうとう! 「小作 河口湖店」

河口湖

うまいもんだよ、カボチャのほうとう

山梨の名物料理といったら、吉田のうどん、大月のおつけだんご、鰍沢のみみ、すいとん、夏のおざら‥‥
古くから粉食文化が発達してきた歴史があります。

でも甲州名物は、信玄さまにぶどうに“ほうとう”というので、やっぱり最初は、信玄宝刀を食べていただきたいと思います。

  1. 戦国時代の甲斐国主である武田信玄自らが刀で具材を刻んだのが当て字で「宝刀」
  2. 武田信玄の陣中食だったほうとうは実はきしめんの起源。武田家滅亡後に遺臣によって尾張徳川家領内に伝えられ、名古屋の味噌煮込みうどんになった。
  3. 平安時代に、中国から禅宗と共に渡来してきた「餺飩」(ハクタク)が音便して「ほうとう」に変わった。

という数々の逸話があります。

山梨県は古くより山国で水田が少ない、甲府盆地はほうとうがお米の代わりになったそうです。

※本当なら看板の後ろには雄大な富士山、今回は曇り。

後日、富士山を見ることができました。
すごい迫力です、近い!

甲州ほうとう 小作 河口湖店

とても有名なお店です。
地元に住む私も何度も食べにいってしまってます。

住所 南都留郡富士河口湖町船津1638-1
TEL 0555-72-1181
FAX 0555-72-5885
定休日
営業時間 11:00~21:30 11:00~21:00(12月~3月)
平均予算 – 1,200円(通常平均) – 1,200円(ランチ平均)
座席数 250
個室 10名4室
駐車場 70台

オフィシャルサイト、クーポンはこちら
追記)クーポンは終了してしまったようです。

精進湖民宿村、本栖湖から小作までの行き方は?

139号線を大月、吉田方面へ

河口湖を目指します。

富士河口湖町は逆Uの字の形をしています。
139号線を15分ほど直進すると途中、鳴沢村になります。
でもそのままで平気です。5分ほどでまたすぐ富士河口湖町です。

ここを左へ。
※河口湖インターからなら本栖、富士方面に5分ほどで立体があるので右折です。

富士河口湖町には立体交差点は珍しく、ここが目印です。
甲府、笛吹、河口湖方面へ左折。

さらに左折。

到着です、すぐに右側にありました。
大きな水車がある建物です。

山梨のほうとう屋さんは「ほうとう不動」さんかこちら「小作」さん。
人気のB級グルメ鳥モツ煮、馬刺しや煮貝などメニューの豊富さなら自動的に「小作」さんになります。

小作さんの店内はとても綺麗

高級旅館の大広間か、いや体育館かというくらいの広さ!

入ってすぐ熟瓜饂飩の4文字が目に飛び込んできます、饂飩(はくたく)と書いてほうとうと読む。
かぼちゃは「南瓜」ではなく「熟瓜」
「熟瓜」は「ほそじ」、「ほぞち」などとも呼ばれ、よく熟したマクワウリのことをいうようです。

席の間隔も1メートル以上あって他のお客様と干渉しなくていいですね。
BGMが大きくてびっくりしました、でも天井が高く広々だから丁度よくも感じます。

和で統一された空間。
清潔感があってよく掃除されているようで照明にもほこりがない。
アンティークのような品々も綺麗にしてあって古さが味になっている。

富士山世界遺産の影響で海外の方が多いのかとも思ってましたが金曜日のディナータイムこの時は18組中3組くらいしかいらっしゃらなかったのは意外でした。

幼児用の椅子もあるのは嬉しいですね。
ファミリー、ご家族さまのご利用が多いんですね。
畳なので子どもがゆっくりできます。
この日も子連れの方が多かったようです、赤ちゃん、幼児が畳にゴロゴロ休んだり、食べたりしてて可愛かった。

小作さんのほうとうに感激

熟瓜ほうとう 1,150円

熱々の鉄鍋がそのまま運ばれてきて、そして美味しさがそのままずっとあったかい。
直接触るとヤケドしますってお店の愛想のいいおばちゃんが教えてくれます。
受け皿がつくので子どもにはお父さん、お母さんがよそってあげてください。

スープがヤミツキになる!味噌は自家製です。
体もポカポカ。
南瓜をはじめとする数々の野菜に味噌が加わり濃厚で、複雑で、食べ出したら止まらない、これ本当に後を引きます。

かぼちゃは溶かす用とそのまま用があるかもしれません。
スープに味は感じましたがかぼちゃは全く煮くずれしてなくて丁度よくがぶりと食べました。

ごぼう、山菜、ジャガイモ、きのこ、白菜、ネギ、さといも、にんじん、わらび
とにかく具が大きくて、きっと大きい鍋で作っているかもしれません、改めて板前さんのお料理なんだなって嬉しく思いました。

やっぱり極め付けはコシのある幅広平打ち麺。
モチっとした生麺がしっかり味の付いた具と味噌と調和してとっても美味しいです!

具がでかいが量も多い、思った以上にボリューム満点で食べきったと思ったら鉄鍋からゴロッとかぼちゃが。
3つ目?いくつ目だろう。

小作さんのおじやは魚介系

おじや 1,150円

なめこ、ジャガイモ、さといも、うずらのたまご、えび、にんじん、白菜、えんどう、菜、なめこ等々、ほうとうより具沢山です。
これ、ほうとうとスープが全く違います、魚介の出汁に味噌が加わっています。

かぼちゃは栄養価が高く、お野菜がふんだんに使われていて健康食です。
ラーメンのような脂分もないので安心です。

80%が森林という海なし県なのに魚が大好きというユニークな山梨。
マグロの消費量は全国1、2位。
そんな影響か、おじやは海の幸も使った、山の贅沢な郷土料理でしたよ。


吉田のうどんでよく見る薬味、練り辛子、ゴマ風味。
これを入れてみると2度楽しめました。大満足。

ほうとうのお土産各種はお墨付き

ほうとう屋さんなのでほうとうが中心のお土産コーナーです。
さっき食べたほうとうをお家で…
板前さんの技術はそう真似できませんが、挑戦してみてください!

さっきの練り辛子もありました。
小作ゴマ唐辛子という名前でお土産で買えます、680円税込み。

定番のお土産も。

渡邉雅哉
ごちそうさまでした!
また来たいと思いました。


あ、スロープになっていて段差がなくていいですね。
子どもから、おじいちゃん、おばあちゃんまで家族みんなに優しいお店なんですね。

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