精進湖民宿村からの手紙

富士山麓の湖の近く、樹海を四角に切り抜いた場所でゆっくりと生きています。

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看板のない入り口から入る、精進湖自然観察路の歩き方

看板のない入り口から入る、精進湖自然観察路の歩き方

精進湖民宿村(地元では樹海村と呼んでいます)から歩いて行ける散歩道、精進湖自然観察路をご紹介します。全長は約2.5km。ゆっくり歩いて1時間半くらいで、青木ヶ原樹海のはしっこをぐるっと一周できます。

とてもいい道なのですが、入り口がめちゃめちゃ分かりづらいんです。お泊まりのお客さんからも「入り口が分かりませんでした」とよく聞きます。そこで今回は、入り方から出口までの道順をまとめました。

2026年10月29日の朝に、実際に歩いたときの動画です。

入り口は、廃屋と精進活性化センターの間

民宿村の真ん中から国道139号へ向かい、信号のある所で国道を渡ります。宿から入り口までは歩いて12分ほどです。

入り口を示す看板はありません。目印は、廃屋と精進活性化センターの間です。ここさえ分かれば、あとは道なりに歩けます。

精進活性化センターの道しるべと、精進湖自然観察路の案内板
目印になる精進活性化センターの道しるべと案内板

もともとは遊歩道だけがあって、あとから活性化センターができました。そのため、昔の入り口が塞がれたように見えて、入ってはいけない場所に見えるかもしれません。でも、人は入って大丈夫です。今も遊歩道の名残が残っています。

わたしはいつも、鎖などがなくて入りやすい廃屋の脇から入ってくださいとご案内しています。

精進湖自然観察路の案内板にある地図
案内板の地図。ぐるっと一周すると、民宿村の東側に出ます

赤松の明るい樹海

樹海というと暗くて怖いイメージがあるかもしれません。でも、樹海にも種類があります。このあたりは溶岩の流れ着いた樹海のはしっこで、土が少なく、光がよく入る明るい森です。赤松は空気のきれいな所にしか生えないそうです。

奥へ行くと、ツガやヒノキが高く伸びた、うっそうとした樹海になります。歩きながら、その違いも楽しんでみてください。

赤松の多い明るい樹海の道
落ち葉を踏んで歩く、明るい樹海

入り口から15分で中ノ湖

入り口から15分ほど歩くと、精進湖の内側にある中ノ湖が見えてきます。雨が少ないと干上がってしまうこともあるのですが、雨の多かった今年は、珍しいくらい水がありました。

溶岩の岩に囲まれた中ノ湖
中ノ湖。この年は水がたっぷりありました

赤い屋根の精進ホテルと「東洋のスイス」

中ノ湖から少し進むと、向こうの森の中に赤い屋根がぽつんと見えます。入り口から18分ほどの所です。

森の中に見える精進ホテルの赤い屋根
精進ホテルの赤い屋根

明治28年(1895年)ごろ、英国人のハリー・スチュワート・ホイットウォーズさん(のちに帰化して星野芳春)は、富士山がいちばん美しく見える場所を探して富士山のふもとを巡り、精進湖にたどり着きました。そしてここにホテルを建て、海外へ発信します。精進湖は多くの外国人が訪れる避暑地になり、「東洋のスイス」と呼ばれるようになりました(精進湖観光情報サイト「精進湖の歴史」)。

富士山と日の出が一緒に見えるのは西側だけ

富士山と昇る太陽を一緒に見られるのは、富士五湖では西側のこのエリアだけです。山中湖のほうでは夕日と富士山になり、河口湖のあたりでは日の出も日の入りも重なりません。

富士五湖の西側は、電車も高速道路も河口湖までなので、来るのが大変でした。最近はSNSで知られてきましたが、まだまだ静かな場所です。少し足を延ばして、ここからの自然も見ていただけたらうれしいです。

車で行けない、秘境の富士山

途中には、看板のない入り口から入ると富士山が見える場所があります。車では行けないので、歩いて来た人だけのスポットです。日の出の時間なら、太陽も一緒に見られます。ただ、本当に秘境なので気をつけてください。足元に穴があり、崖のような所もあります。

湖面に映る富士山
以前に歩いたときの富士山

この日はあいにく雲で富士山が隠れていたので、立ち寄りませんでした。行き方は、こちらの記事で写真つきでご紹介しています。

地元の人だけ知っている「民宿村から歩いて15分の精進自然観察路の富士山」車じゃいけない富士山ビューポイント 民宿村のバス停を出発します。 富士山がお見送りしてくれました。 真っ直ぐ、出入り口を精進湖方面へ。 道なりに右へ。 精進活性化センター バス停の奥に樹海散策路の入口。ここまで5分、ここ…

あずまやで、だいたい半分

道のりのだいたい半分の所に、湖を見下ろすあずまやがあります。ひと休みにちょうどよく、わたしもよくここで考え事をします。

あずまやのテーブルと、木の間から見える精進湖
あずまやから見える湖

わたしの歩き方は、最初の3分の1はラジオを聞きながら、次の3分の1は考え事をしながら、最後の3分の1は頭を空っぽにして歩きます。光や風、岩の色を感じているだけで、嫌なことが浮かびにくくなるんです。

1つ目の分かれ道は右へ

あずまやからしばらく歩くと、道が2つに分かれます。ここは右の「精進活性化センター」のほうへ進みます。

左へ行くと国道139号に出て、消防署や富士山の登山道、風穴のほうへ続きます。

左に国道139号(赤池方面)、右に精進活性化センターと書かれた道しるべ
1つ目の分かれ道。右の「精進活性化センター」へ

最後の分かれ道は左へ

1つ目の分かれ道から20分ほど歩くと、最後の分かれ道です。わたしのおすすめは、左の「国道139号(精進湖民宿村)」です。民宿村の東側に出ます。

右へ行くと、スタートした活性化センターに戻ります。もう少し歩きたい方や、来た道を戻りたい方は、こちらでも大丈夫です。

左に国道139号(精進湖民宿村)、右に精進活性化センターと書かれた道しるべと地図の案内板
最後の分かれ道。左の「国道139号(精進湖民宿村)」へ

民宿村の東側に出て、ゴール

左へ進むと、民宿村の東側の出口に着きます。今は使われていない出入り口で、ポールで塞がれていますが、歩きなら通れます。

ポールが並ぶ民宿村の東側の出口
民宿村の東側の出口
紅葉の向こうに少しだけ見える富士山
帰り道、紅葉の向こうに富士山が少しだけ顔を出してくれました

歩いた時間の目安

  • 宿(民宿村)から入り口:約12分
  • 入り口から中ノ湖:約15分
  • 入り口から精進ホテルが見える所:約18分
  • 全体:ゆっくり歩いて1時間半くらい

この日は途中でマイクを落として探し回ったので、入り口から出口まで1時間40分かかりました(その話は動画でどうぞ)。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。精進湖に来られたら、ぜひ歩いてみてください。

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1日中、富士山を眺めてみました。

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